『ハウスメイド』前後の言葉(2010年)
この記事は、映画『ハウスメイド』(2010年/イム・サンス監督)の前後に、朝鮮日報エンタメコリアに掲載されたチョン・ドヨンのインタビュー発言をまとめたものです。本人の言葉を中心に、短い解説を添えています。
情事シーンは視覚より感情(2010年5月6日)
『ハウスメイド』公開前後のインタビューです。ベッドシーンについての質問が多く、本人は視覚より感情の構造を見てほしいと答えています。
- 「視覚的な大胆さを期待した方はガッカリなさるかも。ベッドシーン自体が緊張感の始まりです」
- 「肉体的なハードさよりも、精神的なハードさのほうが大変だった。わたしはウニの純粋さをよく理解できなかったようです。各シーンでウニが他人のように思え、混乱しました」
- 「原作の下女は挑発的でトラブルを起こすような危険な人物。今回のウニは生命力があり、純粋な面が強い」
リンク:インタビュー:チョン・ドヨン「情事シーンは視覚より感情」(上)
リンク:インタビュー:チョン・ドヨン「情事シーンは視覚より感情」(下)
母であることと女優であること(2010年5月6日)
同じインタビューの後半で、母としての立場と女優としての選択について語っています。
- 「わたしはだだ、チョン・ドヨンであるだけ。それは女優チョン・ドヨンでもあるし、母親チョン・ドヨンでもあります。わたしは子どもも大切だけれども、自分自身も大切だと思います」
- 「わたしは作品をやるたびに情熱とエネルギーを注ぎます。その作品について、誰かに意味を問われたら、その時初めて立ち止まり、作品を振り返ります。わたしは今が一番大切で、充実していると思っています」
- 出演を決めた後で「わたしは結婚していて、今は妻であり、母親なのに、露出シーンは大丈夫かしら?」と思った、という発言もあります。
カンヌ映画祭直前インタビュー(2010年5月23日)
『ハウスメイド』で再びカンヌに参加する直前のインタビューです。前回の『密陽』受賞時との心境の違いを話しています。
- 「前回のカンヌはプレッシャーで萎縮していたが、今回は余裕を持って楽しみたい」
- 「シナリオに満足していたわけではありません。理解して受け入れるのが難しい部分がありました。でも、イム・サンス監督は魅力的な方でした」
- ベッドシーンについて「『エロティックさ』の視覚的な衝撃には限界があるような気がします。監督もこの映画では、違った方向でエロティックな感じを出したかったようです」
- 過去の『ハッピーエンド』でのエピソードとして、母に「お嫁に行けなくなったらどうするの」と言われ、「幸せな結婚をさせるためにわたしを女優にしたわけではないでしょう」と返した、という話も残っています。
この時期の発言には、「視覚より感情」「今が一番大切」「母であることと女優であることは両方とも自分」という考えが繰り返し出てきます。確認日は2026年11月4日です。